▲水野泰孝(みずの・やすたか)/グローバルヘルスケアクリニック院長。東京慈恵会医科大学大学院修了後、国立国際医療研究センター、在ベトナム日本大使館医務官、 東京医科大学准教授、同大学病院感染制御部長・ 感染症科長などを歴任。2019年に同クリニックを開業。日本小児科学会認定小児科指導医、日本感染症学会認定感染症専門医・指導医。
水野先生:コロナ禍の前後でも基本的な考え方は変わっていません。最も重要なのは、標準予防策と感染経路別予防策を徹底することだと思います。
当クリニックには開院当初から小さな隔離室を設けていますが、コロナ禍ではこの部屋をフル活用していました。新型コロナ発生当初は患者さんの動線を厳密に管理し、発熱のある患者さんについては隔離室で診察から会計までを完結させていました。現在でも体温が37度5分以上ある患者さんには、隔離室に入っていただいて診察を行っています。
水野先生:Safety(安全な医療)、Speciality(専門性の高い医療)、Satisfy(満足のいく医療)、Smooth & Smart(スムーズでスマートな医療)の4点をコンセプトとしています。
その中でも「Smooth & Smart」は都心のクリニックならではの指針で、お仕事などで忙しい患者さんに配慮したものです。例えば、昼休みにも受診してもらえるよう午前の診療を13時までとしたり、Web予約システムを導入して待ち時間を最小限に抑えたりしています。また、キャッシュレス決済の導入や、ペーパーレス化などによる効率的な診療を心がけています。
インタビュー・写真:水谷秀人