▲松井聡(まつい・さとし)/まついファミリアクリニック副院長。岐阜大学医学部卒業後、岐阜大学病院、岐阜市民病院などで勤務。2020年に父である院長とともにまつい小児科・小児外科医院からまついファミリアクリニックに改名し、リニューアル開業。医学博士、日本外科学会専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医。
▲治験データにおける、発症経過12時間毎の抗原検査との感度比較(※2)
インフルエンザは発症早期に診断できれば、ウイルス量が少ない発症初期に薬物治療を開始できるため、症状の悪化を最小限に抑えられる可能性があります。また患者さんの有症状期間を短くしてあげられる可能性も高まります。
Withコロナ時代にあっても、NEAR法やPCR法などの核酸増幅検査や、迅速抗原定性検査または定量検査の可能なPOCT機器と、AI検査機器であるnodocaを組み合わせることによって、発症早期の発熱患者さんでも、新型コロナウィルス、インフルエンザともに迅速に判定ができると思います。
また、抗原検査キットよりもnodocaの消耗品であるクリアシースのほうが使用期限が長いこともメリットです。期限が短い検査キットは、そのシーズン中に使えないと廃棄になってしまいます。実は在庫を1セット持っていたものの、まるまる使わなかったこともありました。もったいないですよね。クリアシースは、厳密な温度管理が必要ない点もありがたいです。
※1)nodoca、nodocaクラウドは、アイリス株式会社の登録商標です。
※2)nodoca添付文書より引用
インタビュー・写真:水谷秀人